◆熱中症と保険◆
連日暑い日が続いています。先週末の連休もずっと良いお天気で、日差しもかなり強かったですね。
今週もまだまだ暑い日が続くため、熱中症には注意が必要です。
先日も熱中症アラートや暑さ指数についてお伝えしていましたが、今日は熱中症にかかった場合、保険は使えるのかのお話です。
皆さまの加入されている保険や共済はさまざまですので、あくまで一般的な「傷害保険」「医療保険」についてお伝えします。詳しくはご加入の保険代理店にお問い合わせください。
まず、「医療保険」です。
多くの場合、入院の日額や一時金を保障する保険で、熱中症であっても「入院」した場合は対応できることが多いです。
ただ、熱中症は当日に回復することが多く、病院で点滴を打って帰宅した場合は入院にならないため対応できません。
つぎに、「傷害保険」です。
一般的な傷害保険は通院・入院それぞれの日数に応じた保険金が支払われますが、この支払対象に「熱中症が入っていないことが多い」です。
というのも、傷害保険は「急激」「偶然」「外来」の3つの条件で負傷した場合に補償される保険で、熱中症の場合この条件にあてはまらないためです。
ただし、傷害保険でも子どもプランなどで熱中症の特約をつけられる場合があります。傷害保険に加入されている方は特約の状況なども踏まえて、しっかりと確認しておきましょう。
以上のように、熱中症は保険で対応しにくいことも多いので、
・こまめな水分補給
・暑さを我慢しない
・冷房を効果的に使う
など、充分注意してください。