◆ご高齢者の事故対策◆
社会的問題となっている高齢者の運転による自動車事故の対策として、2022年から実車試験が導入されることが警察庁より発表されました。
75歳以上で過去3年間に次の11類型の違反を1つでもしてしまった方が対象となります。
信号無視/反対車線へのはみ出し、逆走/追い越し車線の通行/速度超過/禁止場所での横断、転回、後退/踏切直前での不停止/左折時に事前に左側に寄らない/優先道路の進行を妨害/横断歩行者の通行を妨害/前方不注意/携帯電話使用などの「ながら運転」
すべて当たり前のことではありますが、来年から75歳以上となる方は特に日頃から注意しておかなければなりません。
その他、認知機能検査の区分や問題数の削減、タブレット端末での回答を可能にすることや、衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い急発進抑制装置等が付いた「安全運転サポート車」限定の免許の新設を予定しているそうです。
このような対策は、事故によって他人に被害を与えることを防ぐためだけでなく、高齢者の方が自分自身の身を守るためでもあります。
お住まいの地域によっては車がないと不便な方もいらっしゃると思いますが、安全運転サポート車への乗り替えや免許証の返納も視野に入れ、ご家族と話し合われることをおすすめします。