◆住宅ローンについて◆
本日のテーマは、住宅ローンについてお話します。
まず初めに、以前の投稿『住宅ローン減税 税制改正編』で、2021年度に「住宅ローンの控除額が縮小されるかも!?」とお伝えしておりました。
結果は、今年度の改正は見送れ、引き続き検討されることとなりました。
さて人生の3大支出と言われる、住宅資金・教育資金・老後資金のなかでも、最も支出額が大きいと言われるのが、住宅資金です。
ライフプランを作成する際も、重要なテーマとなることが多く、「変動金利型と固定金利型ではどちらがおすすめですか!?」とよく相談を受けます。
実態としては、9割弱の人が変動金利型か固定期間選択型の住宅ローンを選択しています。
だからといって変動金利型が良いかと聞かれると、未来の金利を予測することは不可能なため、解らないというのが正直なところです。
「変動金利型に潜むリスク」
ただ変動金利型における「5年ルール」と「125%ルール」の仕組みを理解していない人も多く、そこは注意が必要です。
また、未来に金利上昇が起こった際は、固定金利型に見直しと考えている場合も、性質上、固定金利型が先行して金利が上昇していくため、借り換えのハードルは非常に高いと思います。
まとめると、住宅ローンついて変動金利型と固定金利型を損得で比較するのではなく、未来の金利変動リスクをお客さまが負うのか【変動型】金融機関が負うのか【固定型】として捉えるべきです。
金融機関側が変動金利をおすすめする理由は、金利変動リスクを負いたくないからと言う事であり、ライフプランを作成す側からすれば、支出額が確定している固定金利の方が、その他の教育資金や老後資金などの資金計画を立てやすいと言うことになります。
いかがでしたでしょうか?
新型コロナウイルス感染症の影響により急増している「住宅ローンの破綻」に陥らないよう十分に注意してください。