◆マイナンバーカードが魔法のカードに?◆
日本の健康保険は国民皆保険制度と言われ、国民全員がなんらかの公的医療保険に加入しています。
つまり「誰でも」「いつでも」「どこでも」世界最高水準の医療を低額で受けることができる仕組みが整っています。
具体的な保障には、様々な条件により異なりますが、医療機関での窓口負担が1割から3割ですんだり、「高額療養費制度」のように、1カ月の医療費に上限が設けられていたり(詳しくは、前々回の投稿「高額療養費制度編」をご確認ください)、「傷病手当金」や「出産手当金」のように、所定の状態で就業できない場合の所得補償などがあります。
これらの保障が公的医療保険として整っている国は、世界中でも珍しいです。
そういった理由から、健康保険証のことを『魔法のカード』と言われることも多いのです。
その魔法のカードが、マイナンバーカードと一体化されることはご存じでしょうか?
2021年3月からマイナンバーカードが健康保険証として利用できるようになります。
★何か便利になるの?
メリットとしては、就職や転職したときも、切り替え手続きなどのわずらわしいさが必要なくなります。お薬手帳を携帯がする必要がなくなり。確定申告のときの医療費控除が簡単にできます。あと、これが一番大きいと思うのですが、高額療養費制度の適用を受けるための手続きも必要なくなります。
前回の投稿で、「高額療養費制度」を受けるには、事前申請が必要とお伝えしましたが、マイナンバーカードでは、事前申請や一時的な立替なども一切不要となります。
マイナンバーカードの発行がまだお済でない方は、この機会に、一度検討してみてはいかがでしょうか。