◆「新1年生の交通事故」を防ぎましょう◆
◆「新1年生の交通事故」を防ぎましょう◆
みなさんは小学生の交通事故について考えたことはありますか。
新年度になると通学に慣れていない新1年生が歩いて通学を始めます。通学に慣れていないため、交通事故等に巻き込まれる可能性が高くなります。平成30年~令和4年の小学生の歩行中に起こった事故の内容を見てみると、死者・重傷者はこの5年間で2,185人となっています。また、小学1年生の死者・重傷者数は6年生の約3.2倍、死者に絞ると1年生は6年生の約10倍となっています。小学1年生になると行動範囲が広がり、子供だけで行動することが増えてきます。登下校を集団で行う場合でも集合場所と自宅の往復は子供だけで歩くことがあります。そこで、安全に道路を歩けるようになるために、家庭で交通安全教育を十分に行うことが重要となります。「小学校入学前から」「小学校入学後も」通学路や公園等、子供の行動範囲を一緒に歩きながら繰り返し「交通ルール」や「自らの身を守るための安全な歩き方」等を身に付けることをおすすめいたします。
●安全な横断方法●
・歩道橋、横断歩道や信号機が近くにある時は、そこまで行って横断する
・横断する前に「必ず立ち止まる」「左右をよく見る」「車が停車していることを確認する」
・横断歩道では「手をあげる」「手を差し出す」「運転者に顔を向ける」等、横断の意思表示をする
・信号が青の時でも「必ず左右を見て、車が停車していることを確認してから横断する」
・横断中も「左右を確認しながら歩く」
●事故の多い時期と時間帯●
・月別では12月が最多
・時間帯では「午前7時台」「午後2時~午後5時台」。最多は「午後3時台」
・下校や遊びのために外出した際の事故が多い。最多は「下校中」
これを機会に新1年生の通学時の注意点や交通事故防止対策等について、ご家族やご近所の方と考えてみてはいかがでしょうか。
警視庁ホームページ・政府広報オンラインに小学生の交通事故防止対策等についての情報が記載されております。ぜひご確認ください。